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GAJUMARU

家電とか写真の話しをしながら呑んだくれます

佐内正史と私

写真 生活コラム

ポートレートの撮り方みたいな記事をボーって読んでいた時に、

モデルさんに止まってもらうみたいなことが書いてあってビックリしました

 

多分、ポートレートではないんだけど、

素晴らしく女性を切り取った写真集として、a girl like you 君になりたい。を推します

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a girl like you 君になりたい。

a girl like you 君になりたい。

 

 まだ幼い頃の宮崎あおいが表紙、

当時オシャレぶった若者のバイブルだったrelaxの連載企画をまとめた一冊です

 

ピントが合っていなかったり、きれいな構図じゃなかったり

いつもCMで完璧な顔をしている女優さんが、ちょっと脇が甘いっていうのかな

なんとも言えない表情をしていて、本当に素晴らしい一冊です

 

 

撮ったのは佐内正史

彼との出会いは一枚のジャケット写真でした

 

金字塔

金字塔

 

 

まだ小沢健二とか聴いていた頃の私に友人が貸してくれた「金字塔」

初めて聴いた時は、今まで聴いたことのない音楽だったからすっごい驚きました

 

当時ジャケット写真を誰が撮ったかなんて知らなかったけど

後々、それが佐内正史という写真家が撮っていたことを知りました

 

中村一義の音楽と、佐内正史の写真は私にとってルーツのようなそんな存在になっています

 

今はジャケット写真なんて言い方も死語になりつつあって、アートワークかな

でも、大好きな音楽家のジャケット写真を撮ることが夢でした

 

 

写真集を平気で買えるくらいになった時にようやく古本屋でみつけた「生きている」

生きている

生きている

 

ページを開いた時に、とんでもない劣等感と、これを超えるものが撮れるのだろうかと

打ちのめされ、カメラを触れなくなったのを覚えています

 

そして、後に直木賞を獲った角田光代さんとの共著の出版記念トークショー

だれかのことを強く思ってみたかった     集英社文庫

だれかのことを強く思ってみたかった 集英社文庫

 

 トークショーが終わった後、喫煙所に佐内さんがいたので、少しだけ話をしました

 

若気の至りで「もっとこういう写真を撮りたいんだ!」と熱っぽく佐内さんに語ると、

佐内さんは私にこう言ってくれました

 

「とにかくさ、生きていたら『いいな』って思う瞬間があるからさ、2秒以内に撮るんだよ、それを

だからさ、2秒以内に撮れるように」

 

写真って撮った瞬間に過去になるという特性があるので、ノスタルジックな要素が残ってしまいます

2秒以上たったら「懐かしい」写真になっちゃうので、ただの懐かしい記録写真にしないために、一瞬でフィルムに焼き付けないといけないってことで

 

だから冒頭のモデルさんに止まってもらって、ってのを訊いた時に

あぁなんか違うなって

 

でも文句を言っても、

仕事が忙しくなったという自分への言い訳で写真から遠ざかってしまっているわけで、あの時背中を押してくれた佐内さんに対してもバツの悪い気がして

 

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写真の神様は確かにいるし、偶然を捕まえられるように少なくとも毎日カメラを背負って生きていこうって、2秒でシャッター切れるように素振りしていこうって

佐内さんにサインしてもらったCONTAX 159MMのサインが擦り切れるくらい使っていたように

 

少し疲れて強めのお酒を飲んだ摂氏1℃の青い夜

 

 

 

使うコンタックスレンズ (クラシックカメラMini Book)

使うコンタックスレンズ (クラシックカメラMini Book)

 

 

 

そうそう、宮崎あおいさんといえば、昔から自身で写真を撮ってきた女優さんとして有名ですが

オリンパスのCMのこのシーン

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ちゃんとファインダー覗いてない方の目を閉じていないんですよね

 

なお、ファインダーを覗いていない方の目を閉じない理由は、

どっかから石とか飛んできた時に見えるようにです